今日も木下は、いつも通りの吹奏楽の朝練を終えた。


木下「はぁー・・・・・終わったね!」


朝からの練習で、木下は疲れた様子だ。



向かいに座った、木下の部活に入ってからは、いつも一緒にいる、斉藤は言う。


斉藤「ていうかさぁ?
うちのガッコの吹奏楽ってさぁ・・・・・・万年いくら練習しても、コンクール最下位じゃん?
なのに、なんでさぁ、うちらは、毎日朝っぱらから練習すんの?
意味不明〜って感じ!」

木下「うん、だよねー」


木下は斉藤に相槌した。

斉藤「にさぁ〜!
いい男の子いないしぃ、今年もキモい奴ばっか入ってきちゃったし〜。
あっ・・・・・上野君は別ねぇ♪
にしてもさぁ〜、ホント・・・・・朝はキツいよね?ユキもそう思わない?」

木下「あっ・・・・・・・・・・うん、そー思う。」

木下は少し、ぼーっとしながら、相槌をした。





木下も、他の部員同様、上野のことが好きだった。