神谷は、担任が前のドアから入ってくると同時に 廊下を飛び出した。


そして、自分でも信じられない位、必死で廊下を走った。


まだ、数十秒しか経ってないのに、汗がでていた。


冷や汗だったのかもしれない。


そして前から誰かが歩いてくる。


三組の菅原だった。


菅原にも角が見えた。


また神谷には、遠くにいる菅原が、天井につきそうなくらい大きくなっているように見えた。


「おい、神谷!クラスに戻れ!」


どでかい声で・・・・・神谷は怒鳴られた。