逃げ道なし!

香苗は唖然と立ち尽くしていた。

??「どうです?
最後の晩餐ですよ。
みんな動いちゃうから、私が手伝って、息を出来なくしてあげたんですよ!
ふふふ。
"死後硬直"の"静"って、"美"の完成に必要不可欠なんですよ。
きれいでしょ?
"エクスタシー"ですよ。」


そこにあったのは、最後の晩餐とは似ても似つかない光景・・・・・。

"白目"を向き、悲痛な顔を浮かべた、クラスメイト達だった。

香苗「トモティー!
うそぉ・・・・・・・あぁぁぁ」

香苗は、その場に座り込み涙を流した。


??「大丈夫ですよ!
すぐに、私の芸術で・・・・"永遠"になるんですから!」


香苗「イヤァァァァー!あなたなんて、芸術家じゃないですぅぅ!
そんなの芸術なわけないしぃぃぃ!
あなた気持ち悪いですぅ・・・・・」

香苗は泣きながら、叫ぶように言った。


??「ほぅ?
私ダ・ヴィンチの風貌をだけでなく芸術にけちをつけると言うのですか?芸術を知らない・・・・困ったちゃんが迷い込んじゃったみたいだねぇ」


ダヴィンチは薄笑いを浮かべながら、奥に行き何かとりだした。

"ウィィィィィィ〜"




ダヴィンチの取り出した・・・・・天井に届きそうな分厚い刃渡りのチェンソーが動きだした!