香苗は、玄関から出られないことがわかると・・・・廊下の黄色いネバネバにさわらないように、横たわる胴体をまたいだ。


香苗「ガッコーはどうなってるのぉ〜?
カナエ泣きたいですぅ。」


香苗は一人泣き真似をした。


香苗「ダメダメ、早くこの夢から覚めなくちゃ!」


香苗は目をつぶり、頬をつねった。


香苗「起きろー、カナエー!
起きるのだぁ〜☆☆☆」

香苗は目を開けた。


香苗「あれ〜、おかしいよ〜?
夢がさめないよ!?
ひょっとして現実?
キャァァァァァァ!」

香苗は再び叫んだ。


香苗「エ〜ン!しょうがないですぅ。
目が覚めるまで、ガッコ探検しますぅ。
そうだぁ!
教室のトモティに会いにいってみよ〜☆」

香苗は、いつものように階段を登り、自らの教室の前に着き、教室のドアを開いた。


香苗「と〜ちゃ〜く!ト〜モティー☆」


だれも、いない部屋に香苗の声だけが響いた。


香苗「あれ〜、トモティーいないぞぉ。
というか、ここどこです?」

部屋には・・銅像・彫刻・絵が、飾られている。

香苗は、外に出ようとした。

香苗「ドアがあ・か・な・い〜。
ナゼナゼー?」


??「ふふふっ。
ようこそ、我が美術の世界へ・」