神谷は、銅像がよく見える位置に移動した。



銅像が座っていたイスは・・・・・重すぎるため壊れたらしかった。


銅像は座った体勢をして、本を手に持って読んでいる姿をしている。



神谷は、図書室の奥の方を見た。



光・・・・・と共に外が見えた。


神谷は、ドアが開いていると思い、脱出できると思った。



よく目を凝らすと、ドアからの光は、ドアの近くに転がっている、本や倒れている本棚を照らしている。


だが・・・・・・・それは、ドアではなく、壁が崩れ、光が射し込んでいることがわかった。



さらに、穴から"ナニカ"が続いている。


"・・・・・足跡!?"


ナニカの足跡らしきものが、重さによって床にひびを作り、銅像のいる地点まで・・・・・続いている!