望は、ベッドの上で、裸のまま横たわっている。ピクリとも動かない。細くて、白い首には、僕の手の跡が、しっかりと残っている。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・。」
僕も裸のままだ。
両手を、何度も確かめた。どうやっても、柔らかい首の感触が拭えない。シーツにいくらこすりつけても消えない。
嫌だけれど、快感でもあった。
しかし、少し時間が経つと、僕は現実世界に引き戻された。