自分たちを最後まで信用せず、「武力」として頭ごなしに排除しようとするこの国には嫌気が差している。
───武力で人は守れない
道徳でその見た目を塗り固めた教育法は、コドモ達に高らかに告げる。
じゃあ誰が守ってくれるんだ?
俺の両親を、俺の弟を
誰が守ってくれたんだ。
脳裏に浮かぶあの日の色も、時の流れと共に霞みはじめてきたような気がする。
力が欲しいと願ったあの日から数年が経つというのに、まだ誰も守る力を持たない自分。
むしろ、身近な家族を失った想いさえも記憶に変えられた自分が皮肉だった。
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