それから、しばらくして。 「…よし」 思い当たった文字を見つけた様子の安原が、更に2つのチョコレートを机の上に転がした。 不思議そうに安原の手元をのぞきこむすばる。8つのチョコレートは安原によって更に並び替えられていく。 「……?」 英単語らしいとはわかったが、すばるが理解することは到底出来ない。なんとか読もうとするすばるの思考は、その答えによって遮られた。 「“Pleiades”」