「今回の戦闘においての司令官として、陸上機動隊長・原伸吾を任命する」 御堂香織が淡々と言い含める言葉に、原伸吾は右手を上げ、額の前に持っていった。 「了解」 機械的に流れる凛とした声が次を紡ぐ。 「目的は敵軍の撤退と拠点の防衛、市街地に侵攻するようなら航空隊の射程に入れること」 ゆったりとした動きで立ち上がる御堂に、3人の隊長官らはぴんと背を張った。 「陸機隊、航機隊、海機隊、それぞれに…高分子戦闘を許可」 行きなさい、と一言。 機敏に敬礼し、原伸吾を先頭にした3人がドアをくぐった。