誰かがひとり苦しめば それで済むような現実 それを知りつつ 目を反らすような大人には 「俺、なりたくねーな」 原伸吾はふと息をついた。 カーキ色が滲む戦車のボディを磨きながら呟いたその声に反応する部下たちが笑う。