「じゃあ今から迎えに行くから外出といて…」

『ちっちょっと!』

プープー!

電話が切れた。

何なの?

一応行くコトにした。

『お母さん…私…啓太に呼び出されたから…行ってきていい?』

『いっておいで!仲直りするねんで!美佐を大切にしてくれるのは啓太君しかいないから…』

『お母さん…うん!いってきます!』

私は急いで家を出た。

「よっ!」

『啓太…ゴメンね…』

「何!何で泣くの?」

『だって!』

「わかったから!じゃあ後ろ乗れ!」