春が来るまで…

僕と喜美はすぐに仲良くなった。




授業中、先生に見つからないよう、真ん中に寄せたノートで筆談をしては、笑いをこらえていた。




喜美は先生達の似顔絵が上手だった。




そこに僕が吹き出しをつけて喜美を笑わせる。