博「…………やっべぇ………。」
カズキ「どうしたんです?」
加賀「何や、顔青ざめとるで?」
博「夏休み、後10日って言ったよな?」
カズキと加賀が頷いた。
加賀「わかった!!博やん宿題やってへんのやろッ!?」
カズキ「そうなんですか?博先輩。」
博「……あぁ、一つも手に付けてない。」
加賀「アホやなぁ〜!3年の宿題ってぎょ〜さんあんで!現代文、古文、漢文、数学、現社、歴史、地理、理科、それに受験用の小テストに……。」
博「わかった!わかった!わかったからもお言うな!!」
博は頭を抱えてベッドに座り込んだ。
カズキ「博先輩、僕も手伝いますから頑張りましょう!」
加賀「せやでぇ!頑張らなあかんでぇ!」
博「そーゆーお前はどうなんだよ!」
加賀は腕を組んで偉そうに答えた。
加賀「何もやってへん!」博とカズキは深いため息をついた。
そのまま三人は布団を用意して寝ることにした。
三人供疲れ果てていたのと一気に緊張が解けたこともあってすぐに眠りに落ちた。