図書室に戻り、「誰を紹介するか」について話し合うことにした。


北川が笑いながら言う。

「有名人なら俺と奏だよ。俺たち2人の中学校での武勇伝を・・」

言いそうになったところで俺は北川の口をふさいだ。

森里さんと大野さんが「中学の頃なにかあったの?」と不思議そうに聞いている。

「まぁ、今度ゆっくり教えるよ。」

「スポーツ選手か何かのほうが皆にわかりやすいんじゃない?」
と話を逸らす。

俺にだって話したくない過去というものがあるんだ。