不良君と私の恋愛物語

「……うぅっ。ヒック…。美里…。軽蔑したでしょ…。施設にいたなんて…。親に捨てられてたなんて…。」

バッと突然私を引き離し私の肩に手を置き強い口調で言い始めた。

「そんな事ない…!!どんな過去があったって冴子は冴子でしょ!?私はそんな事で離れてかないっ!見くびらないでよっ!」

言いながら美里はすごい泣いてた。

ギュッと再び私を抱き締めた。

「私はどんな事があっても冴子の味方だから…!キライになったりしない!」

「美里ぉぉ…。ありがとぉ…!ありがとぉ…!大好きっ!」

よしよしっと私の頭を撫でた。