学校の怪談

「ぎひぃぃぃ!」
俺と類は変な叫び声を出しながら逃げる。
あの時の類の顔はイケメンの面影は無く、下手すりゃテケテケより怖かった。

【待ーてー!】
テケテケはヒジをついて追い掛けてくる。

「死ぬ!もうダメだ!ありがとう晋之介、君と友達だった日々は最高に幸せだったよ…」「何、遺言言ってんだバーカ!…ちょっと待て、テケテケと話てみるぞ!」
「えぇ!晋之介!」
俺は、パッと足を止め逃げるのをやめた。