「大丈夫か?立てる?」 差しのべられた手に掴まり 立ち上がろうとして膝から崩れ落ちた 全身が震えて力がはいらない 助けてくれた人はそんなあたしを 軽々とお姫様抱っこして歩き始めた 「とりあえず俺が泊まってるとこに行くから。」 声も出ず体にも力の入らないあたしは ただ頷いて身を任せた 震える手でその人の服にしがみついた