あたし、

これ以上

生きたら

きっと

もっと

汚くなっちゃうんだろうなって、

醜くなっちゃうんだろうなって、

思った。

だから

ひとり、

死んだ。

こんな

あたし死んでも

だれも

気づかないんだろうなって、

涙、流す人なんて

いないんだろうなって、

そう思った。

あたし、

最期まで

寂しい奴。

ひとり、

一人

独り。

あぁ、

さみしいな

そう思った。

それでも

あの人くらい

気づいてくれるかしら。

唯一

心から

笑えたあの人くらい。

涙なんて

流さなくていい。

同情もいらないから

すこしだけ

心を

あたしで

いっぱいにして。