「ウソだよ。別に理由とかなくてもいーし」
「……へ?」
理由……なくてもいいの?
とか思っていたら、少しアタシに顔を向けて言った。
「別に……少しミーナをいじめたくなったからだし? 理由なんて、本当はどーでもいいし。」
きゅうーん……
ああ……アキラくんってツンデレだったんだ……
キュン死に寸前だよ〜〜
(※ミーナはアキラのドS発言に気がついてません。)
「んじゃ行くか」
「え?どこに?」
「どこにって……もちろん、川原!」
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アタシの行きたい場所…川原につれてきてくれたアキラくん。
なんだか今日は、いろんなアキラくんを見れるきがするな♪
なーんて思いながらアタシは自転車を降りた。
今は春。
自転車を降りると、一面シロツメクサとかクローバーとかタンポポとかでいっぱいで、川は結構キレイで、そよそよと流れてる。
アタシは、川原でもこんなに綺麗なんだなって来る度に思うけど、今日は……アキラくんが一緒だからかな。こんなに綺麗に見えるのは。
……なんか、恋してるってかんじで…嬉しいし、楽しい。
えへへ。 恋って、こんな気持ちになるんだなぁ。


