―――月曜日

アタシは今、お姉ちゃんの学校ではない高校の正門で、昨日の彼のことを待っていた。


なんで待っているかというと…



昨日の夜―――


「そんなもんより…」


何!? 何!?

まさか…「お礼はカラダで払え」とか言うの〜!?


彼が言いたいのは、そんなアタシのバカな妄想とは全くと言っていいほど違ったことだった。


彼は、頭の後ろのほうを掻きながら言った。

「明日さぁ…帰りに買い物付き合ってくんない?」


「……へ?」


そっ…そんなこと?

なんか…この人ならあ〜んなことやこ〜んなこと言うと思ってた……


「あ 何?もしかして何かやらしいことだと思ったの?」

彼は、ニヤニヤしながらそう言った。


「はぁっ!?なっ…ちちち違う!違うもんっ!!」

「ふーーーん?」




………ということだった。
コノヤロウ…あの人ってあういう人だったんだ!ドSだったんだ!

あの時まで思ってたような王子さまじゃなかったんだ!

アタシのトキメキ返せーー!!