「なんだった?」 「告られた。 ・・・・・・振ったけど。」 溜め息混じりに咲に答える。 『呼び出すって言ったら、それしかないよなあ。』 なんて言いながら咲は大きなあくびをした。 「ん・・・・・・? まてよ?」 さっきまで踏ん反り返るように腰掛けていた咲が身を乗り出した。 「このこと、まだ私にしか言ってないよね?」 「え? うん、そーだけど?」 「・・・それだあああ!」 .