「徹って呼んでいいかってことだろ? 全然構わねーよ。」 「い、いーの?」 だってほら、周りの男子とかからかったり・・・。 「俺、基本徹って呼ばれてるし。 誰も気にしないよ。」 そっかそっか♪ 少し頬が緩んでしまった私は慌てて戻し、話し出した。 「じゃあ、今日はありがとう。」 そろそろ暗くなるからなのか。 人の数もずいぶん減った。 「あ、じゃあ送ってくよ。」 「平気平気! まだ明るいし、 バスで帰るから。」 バイバイとお互いに手を振りあって別れた。 .