「・・・・・・」



そのメールを見てア然とする私。



だってさ、中野の気を引く為に
わざわざ返事を遅くしたんだよ?


まぁ、友達の助言だけど。




それを『受験』って。


私は面接だけだって言ったじゃん。



お気に入りのクッションにパンチしてた手が止まった。




本当の理由を聞かずにメールをやめるなんて、
好きな人にはしないはず。



ってことは、やっぱり望みなし?



「・・・・・・はぁ〜。」



おもむろに溜め息をつき、

また携帯を開いた。