「あ、おはよー。」 今では笑顔で会話できる。 広が席に着くと、 友達は聞こえないように席を変え話し出した。 「で、中野君が気になると。」 情けなくてコクリと頷くと、笑って「乙女の悩みだねぇ」なんて言った。 「時間なんて関係ないよ? 同時に二人の人を好きになる子だっている。 頑張りな。」 その言葉に胸がいっぱいになって、涙が零れた。 .