ねぇ、 私、拓哉にふられちゃったし? 何も輝かない 世界で生きていけないよ。 拓哉は私の全てだった。 初めてできた彼氏。 キスも初めてで 一つになったのも、 初めてだった。 ーーなのにー…。 拓哉は、 その時、ずっと香帆のことを 考えてたのー…? 私は屋上のドアを開けた。