送信しようとしたその時ー…


「何の真似?」

遠くから声が聞こえた。

私はとっさに後ろに振り向いた。


「誰っ?!」


後ろには長身の男の子が立っていた。

右手には文庫本、
左にはメガネを持った男の子がー…。

いわゆる
優等生タイプ

だろう。