ふと隣を見ると和也は寝ている。 幸穂はなかなか寝れずただただ時間が過ぎるのを待った。 どれだけ時間がたっただろう… 外はだんだん明るくなってきた。 幸穂は寝たり起きたりの繰り返しで寝不足になっていた。 機内は電気がつけられた。 甘い香りがする。 「…んんっ…」 和也は眠い目をこすりながら起きる。 「…朝?」 「…うん。おはよう。」 「…おはよっ。ってか何で幸穂がいるんや?」 「和也…何ぼけてるの?今修学旅行でハワイに行ってるんじゃん。」 「あっ…そっ、そうだったな。」