今日から久しぶりの学校。
久しぶりだから何だか緊張する。
｢おはよう幸穂。｣
｢おはようございます。｣
｢おはよう。｣
｢幸穂大丈夫か？
無理すんなよ。｣
｢うん。｣
｢幸穂さ～ん。
おみまいに行けなくてごめんなさい…。私すごく心配でした。お身体の方は大丈夫ですか？｣
｢美樹～。
いいよ…気にしないで。
心配してくれてありがとね。
もう大丈夫だから。｣
｢具合悪くなったりしたら遠慮なく言えよ。また無理したりしたら許さねぇからな…。｣
｢うんありがとう。｣
学校に着き教室へと向かう。
幸穂は教室に入るのをためらっていた。｢幸穂どうした？｣
｢久しぶりだから…何か緊張する。｣
｢大丈夫だって。
しばらくしたらそんなことも忘れちまうって。｣
｢うん…そうだね。｣
教室に入ると数人の女子たちが私たちのもとにやってきた。また何か言われるのかなぁ…
｢｢幸穂さん大丈夫？｣｣
｢うん。｣
｢幸穂さん倒れたって聞いたから心配したよ。
でも元気になってくれてよかった。｣
｢ありがとう。｣
女子たちの優しさが嬉しかった。
