「幸穂早くよくなれよ…。」
先生は学校へと戻っていった。
「お母さん…」
「ん?どうしたの?」「先生は…?」
「先生はついさっき帰られたわよ。」
「そうなんだ…。」
「いい先生で良かったわね。
あの先生なら安心して幸穂を任せられるわ。」
「うん。」
「幸穂倒れたって聞いたけど…どっか具合悪かったの?」
「うん…ちょっとね…先生のうつっちゃったのかもね。」
「そう…明日学校休んで病院行こうね。今日はゆっくり休みなさい。」
「うん。」
夕方。
「幸穂~。幸穂の好きなミルク粥作ってきたわよ。」
「…ありがとうお母さん。」
「熱はどう?」
「今はかってみる…。」


