なんだか先生をほっておけなくなって幸穂はもうしばらくいることにした。 「なんか俺子供みたいだな」 「でもそういうところもかわいいですよ」 うす暗くなりそろそろ帰る時間。 「先生もうそろそろ帰ります。 また来ますね。」 「おぅ。幸穂のおかげで寂しさもふっとんだよ。ありがとな。…じゃあ気をつけて帰れよ。」 「はい。さようなら。」 駅のホームに向かう途中携帯がなった。家からだ。 きっと遅いから心配して電話してくれたんだろう。