「幸穂…ごめんな。」「いぇ…。」 おでこに手をあててみる…熱いっ… 「熱…はかってみてください。」 ぴぴっ 熱は四十度あった。 「今冷やすのでちょっと待っててください。」 「ごめんな…。」 「先生ごはんちゃんと食べてますか?」 「いゃ…食べてないんだ。さっき…なんか食べなきゃいけないと思って台所行こうと思ったら倒れちゃって…」 「そうだったんですか…今おかゆ作りますね。」 「幸穂ごめんな…」 「いぇ…。」