先生と私。

五月に入り学校にも少し慣れてきたころ、校外学習の日が近づいてきた。
校外学習で少し遠くにある遊園地に行く。
先生は「友達同士、好きなもの同士でいいけどもし一人の子がいたら誘ってあげてくれ」と言った。


私はもちろん美樹と行動する。


先生の言葉を思い出してあたりを見回すと1人暗い子がいた。
名前は池上遼助。
後に友達になる。休み時間はいつも下を向き読書や勉強をしている。


この子を誘ってみよう。そう思い美樹に相談してみたら「いいですよ」と言ってくれた。


美樹と私はさっそく誘いに行く。