先生と私。

「おはよう。
今日からこのクラスを担任する塚越巧といいます。
一年間よろしくな。」


明日から新一年生が入学してくる。
私たちは先輩になる。



帰ろうと思っていると塚越先生に呼び止められた。
「幸穂また同じになったな。嫌がるなよ。」
「嫌がるなんて…塚越先生嫌いじゃないし。」
「そうか?ありがとな。」