治樹と未来

そう言って、袖のついた、黄色の可愛いワンピースを見せてくれた。

うわぁーすごい可愛い!

だけど私こんなの着たことない。

いつもジーンズばっかりだったし、スカートすら滅多に履かないもん。

【試着してみますか?】

そして私は店員さんのペースにのっかり

試着室に入っていった。

【どうですか~?】

店員さんが、カーテンを開けた。

【すごいお似合いですよ~!】

店員さんは、誰にでもこう言う。

だけど私は単純なのか何なのか、その言葉が嬉しくて購入してしまった。

【この服に、似合う髪型ありますか?】

私がそう言うと、店員さんは何かを持ってきてくれた。

それは髪型がいっぱい載ったヘアスタイルの雑誌だった。

ペラペラとページをめくると

【これがすごい似合うと思いますよ!】

うわぁー難しそう。

巻いた髪をアップにして、後れ毛を流して・・・

【これ、私にできますか?】

そして店員さんは、細かく丁寧に教えてくれた。

【デート楽しんできてくださいね】

本当すごいいい店員さん。

【ありがとうございました】

私の方が深くお礼を言って店を出た。