「そ!そんなわけ!!......あるけど....」


妬いたというより


嫉妬したよ


あたしには届かない位置だもん

彼女ってさ...

あたしの方が長くいるのに
先輩に取られた気がして
悲しくて先が真っ暗になった.....





「俺嬉しいな♪」


あたしが勢いよく圭を見ると


「んっ?」


首を傾げて
今日一番の笑顔を見せた


あたしはやっぱり圭が好きだ


恋愛として、男として....好きなんだ



届くかな....


あたしの想い


「紅莉?」


「なーに?」


「逃がさないよ。」


「へっ?」


「だって紅莉は俺のものだもんね」


「う、うん?」