二重人格弟に溺愛中





「あっ、圭。」


「何?」


「夕飯食べ終わったら
書斎に来なさい」



「う、うん」



「あなた何コソコソしてるの?」



「変な事じゃないさ…
男同士の話だから」


「全く…」


母さんはため息をついて
カレーを食べ始めた。


一体何だろう……



もしかして、さっきの話の続き?


知りたいようで知りたくない



「圭、カレー冷めちゃうよ?」



「あ、うん!!ごめん」



紅莉の声で我にかえった


そのあとは中々皆の会話についていけず、
俺の頭の中はさっきのことばっか……




無理に考えても仕方がない…




父さんが話してくれると思うからそれまで待とう