「観覧車乗ろう?」


なんとなく、嫌な雰囲気になったからあたしは観覧車に誘った。


もうすぐ陽が沈む…


夕焼けが見える内に圭と乗りたいな……



「そうだね…」



二人で手を繋いで
観覧車乗り場へと向かった。



まだ空いていて、何組かのカップルくらいしかいなかった


「空いててラッキー」


「そうだね!
早く乗ろう?」



係員さんに案内かれて
黄色の観覧車に乗った。



「なんか……緊張するね」


良く見ると
圭の頬は赤く染まって
耳まで真っ赤だ。



すると、あたしもつられて
頬が赤くなり、体温が上昇するのを感じた。



「こんなに長くいたはずのに
ついこの間知り合ったみたいに感じられる…」



「あたしも///

なんか、遠回りしちゃったよね…
一番近い存在なのに
一番遠く感じた。

でもその分好きのレベルば最高潮に達してるけどね…」



なんでこんな恥ずかしい言葉言ってんだろう…



圭絶対引くよ……