「ゴッツって双子?」
「あほか。
俺は一人っ子だ。」
全く意味不明なんだけど…
俺の見ていたゴッツは幻?
まさかのどんでん返しに唖然とする俺
「ドッぺルゲンガー?」
「しばくぞ」
ゴッツイ…
これがゴッツだ
俺が見たのはゴッツじゃないと思い込もう
うん、そうしよう
「次のアトラクション行くぞ?
お化け屋敷でも行くか」
遊園地なんて嫌いだ…
もうこりごりだよ
ゴッツも大嫌いだ…
「皆の所戻るぞ」
「何処にいんだよ」
「お化け屋敷」
「なんで知ってんの」
「最初から仕組んでたから?」
「はっ!!!?」
「声でかいから…」
「ゴメン…」
「お前が元気なかったから
皆で元気づけようと思ってたんだよ…」
短いため息の後に
聞いた言葉
皆……
俺の事心配してくれてたんだ…
なんだよ…
みずくせぇな…

