「あんたのお父さんが,今月家賃も払えないからってお金借りに来たんだけど・・、いやウチはいいのよ?ちゃんと返してくれるんだろうし・・、ね?生活大丈夫なの?仕事はちゃんとしてるのよね?」


あーーーーーほら。ほらほらほら。
来た。

「すみません、父の勘違いです。仕事もちゃんとしてます。家賃も納めてますし。いくらお借りしたんですかね?今日今からでも私が返しに行きます」

「そう?別に今日でなくてもいいのよ?えぇと、8万だけど大丈夫?」

はち・・・。

「・・、手持ち分で足りないので、明日銀行行ってからでもかまいませんか」

「(ホッ・・。←って、聞こえてるっつーの。)ええ、えぇ。なーんだ、あんたのことだからちゃんと仕事してるとは思ってたんだけど,やっぱり身内だし,ひもじい想いしてるんじゃないかと思って心配になってねぇ。なんだか催促したみたいでごめんなさいね?あんたには黙ってるように言われたんだけど」

うるさい。
もー言葉の裏側みえみえなんだっつの。
他人よりやっかいなのが下手な親戚とかいうやつなのは、もうよーーーく知ってる。

「ご心配掛けてすみません。明日午前中に必ず。」

ああ・・・。今月も給料ぶっ飛んだ。
残りの生活費どうしよう・・・