君がいた…

「聞きたい事があるんだ…」

宏史の部屋に移動し

飲み物を持って来た母親にたいして

宏史が言う。

「なに?」

優しい笑顔を向けた母親だったが…

「俺の…
本当の家族の事。」

宏史がそう言うと

一瞬にして

顔をくもらせた…

「私…部屋出てようか?」

そう言って

立ち上がろうとする美星の手を取り

「いいよ。」

一言 だけ言って

母親をじっと見つめる宏史は

「知る権利はあるよな?」

それに対し

母親は

「ええ…
そうね…」

覚悟を決めたのか

「なんでも聞いて。」

宏史を真っ直ぐ見て
そう答えた。