ぜんぶはじめて



そして、

「っんん………」


深いキスをする。

私の口内のりっくんが消えてく感じだった。


だから心地よくていつも以上に感じた。


「………っふ……んっ」


「美紀積極的だね?まだ足りない?」


今さら恥ずかしくて顔をさげた。


悠は
「教室帰ろうか?」


とにやけながら言う。


知ってて言うんだから…………


「足りない…もっと欲しい…」


私は壁に押し付けられた。