ぜんぶはじめて



足どり重く歩いてると

「美紀〜!!おはよっ♪」
南が走って来た。


「…南〜…おはよ…」


「うわっ!!!暗っ!!!目ブサイクだよ!!!!」


………人が気にしてる事を…


南は笑って、
「嘘だって嘘っ♪」


「はぁ〜調子いいんだから」

南は笑いながら
「っで…?何あったの?隠し事はだめだよー?」
と優しく言った。


南は、高校で初めて出来た友達。気を使わないから一緒にいて気が休む人だった。


私は、昨日あった事をすべて言った。


すると、


「…………えぇえええええっ!!!!!!」


周りを歩いてる人がこちらを向く。


「声でかいばか!!!」


「……ありえない…あのあの……王子様が……」


………はい?


「王子様って…?」


「梶くんに決まってるじゃん!!!!」