学校にいかない理由が直に会いたくないだけなら。




直が休みと知ったとき学校にいくはず。






でも、からだがうごかなかった。






ベットに勢い良くねっころがって窓を閉めようとしたとき携帯から明るい音楽が流れた。



ディスプレイには【直】





『…はぃ…』

《ふざけてんじゃねえよ》



出来ることならこの電話、切りたい。
でも直のことだから。




またかけてくるだろう。




『なにがよ』


直の視線を感じ、カーテンを閉める。



《なんで学校こねーんだよ》


『直には関係ない。』


《はぁ??意味わかんねえ!!》


『直だって。なんで今日休んでんのよ。マスク何かつけて。咳,1回だってしてないじゃない。』


《………》


『遙とゆーかわいい彼女ができたのになにやってんのよ』


《なんでしってんの??》


『あんたらの声でかすぎんのよ』