キッチンから動けないまま朝がきた 玲於奈はかえってこない 「きらわれた…?」 荷物をまとめて 愛鍵をおいて 玲於奈の家を出た。 家には帰りたくないし 行き場所なんかない。 宛もなく歩き続けた。 携帯を握りしめながら。 「どこだろ…?」 体調も万全なわけじゃない。 正直しんどいのに歩き続けることは、無理。 近くにあるベンチにすわる。 携帯を開く。 着信、メールなし。