あたしの行動はすごく極端だった。
抱きつかない
キスしない
近づきすぎない
ソファーも端と端。
近づいたらおさえらんない。あたしが。
テレビを見て笑ってても、なんか物足りない。
けど玲於奈が我慢ばっかりするの見てて嫌だし…
「あ、お風呂先いい?」
「……」
?
「玲於奈?」
ハッとしたような顔をして
「えっ?」
「お風呂、先いい…?」
「あっ、うん…どうぞ」
少々の疑問を感じながらお風呂場にむかう。
入浴剤が入ってないお風呂。
あ…シャンプー忘れた…
でも…玲於奈が…
そうおもって、玲於奈のシャンプーを使った。

