担任がハイチュウを右手に持ち、ヒラヒラと動かしています。 志賀野くんはそれを掴もうと必死に動き回ります。 ですがあろうことか志賀野くんは身長190センチ。担任よりもはるかにデカイのです。 それに、志賀野くんがちょっと瞳孔を開かせ見下ろしながら凄めば…。 「早くよこせや」 「は、はいぃ…ッ」 教師なんて弱いものです。 所詮、志賀野くんを始めとするヤンキー達のことが怖いのでしょう。