ヤンキーをナメんな!!






「あ、もしかして俺邪魔しちゃった?」


「うん、邪魔されちゃった」







栗原さんは笑顔で言う。




そんなにはっきり言わなくても……。









「あー…じゃあこれ以上邪魔しちゃ悪いから帰るね」






俺が空気を読んで帰ろうとすると、志賀野は必死で止めてくる。







「テメッ!空気読めてねーよ!待って!俺まだお前と一緒にいたい!」


「…何か俺志賀野に口説かれてるみたいになってんだけど」










よく見ると志賀野は鼻血を出している。




何したんだ、コイツ。