ヤンキーをナメんな!!

◆新谷SIDE◆








今日は日曜日だし、何となく暇だったからとりあえず外に出た。





何をするわけでもなくただ歩いていたら、志賀野に出会ってしまった。





しかも何故か志賀野は半ベソで抱きついてきたのだ。







「新谷!!お前いいところに!!やっぱり新谷最高!瞬ちゃんかっこいい!愛してる!」


「……ありがとう」













ちょっと…っていうか全然意味がわからないけど、何か褒められてるっぽいからお礼を言う。




ふと志賀野の後ろに目をやると、そこには可愛らしい女の子が立っていた。



あ、この子知ってる。


この前クラスの奴らが可愛い可愛い言ってた子だ。






「栗原さん…だよね?」


「新谷くん…」