いくらバカ高で有名とはいえ、ウチの生徒をナメられちゃ困るね。
そんな弱くないのよ、僕たち。
よし、いっちょいくか。
「おーい。君たちウチの学校の生徒になーにしてんの?」
俺は作り笑顔で問いかけた。
「あ?何だよテメェ偉そう…に…」
不良共が振り返った。
のに様子が変だ。
「ひっ、志賀野…!!」
「バ…ッ、バカ!志賀野さん…いや志賀野様だろ!!」
「すっすいません志賀野様!!この女志賀野様の学校の生徒でしたか!!」
何だコイツら。
ケンカしようと思ったのに。
…てかコイツら、アレじゃね?
あのたれ目と……勝山と同じ制服じゃん。


