二人が何とも奇妙なやりとりをしていると。






「朝から威勢がいいねぇ、結城高校の志賀野くん」


「さっすが。バカ高は元気だな」








いかにも悪そうな他校の二人組が絡んできたのです。


一人はたれ目の茶髪。

もう一人は特徴のない地味な奴。




相手は志賀野くんを知っているようですが、志賀野くんはまったく知りません。










「あ゛!?誰だテメーら」


「いいよ志賀野…ほっとこうぜ…」






無駄なケンカはしたくないようで、新谷くんは志賀野くんを宥めようとしています。